少しだけ昔の話、ストリップ劇場の楽日のごはんは、全国的にカレーでした。
今では僅かとなってしまいましたが、数年前はまだ賄いのある劇場が数軒ありました。札幌、仙台、九条、栗橋、博多、浅草、道後、…小倉には今も料理上手のお母さんがいます。九条のお父さんはどうしているかな…?
踊り子は賄いさんのことを「お父さん」「お母さん」って呼びます。食事を作ってくれるだけでなく、相談事をしたり、料理を教えてもらったり、旅先では親のような兄姉のような存在です。(メールや携帯が無かった時代はなおさらだったと思います。)もう8年も前の話ですが、初めての一人旅一人部屋だった道後で心細くなってホームシックになりかけた時に食堂のお父さんが優しく気づかってくれて無事に10日間乗りきれたことがありました。
さてさて、話はカレーに戻りまして・・賄いさんのいる劇場では楽日のメニューは必ずといっていいほどカレーなんです。
楽日に劇場に行ってどこからとなくカレーの匂いを嗅いだことのあるお客様もいるかもしれません。
楽日、劇場の裏側はバタバタしています。今週の整理、次週の準備、10日に一度の大掃除、踊り子は移動の仕度や宅配便の荷造り。賄いさんもお掃除やら他の仕事に借り出されるので開演してからゆっくり食事の仕度をしている暇がありません。それで、一度作ってしまえば手の掛からないカレーというわけです。
いつ食べても美味しいというのもポイントの一つ。大きなお鍋にいっぱいのカレーをみんなそれぞれ食べられる時間にあっためて食べます。移動日は徹夜する踊り子さんも多く、その夜食となったり、深夜や翌朝乗り込んできた踊り子さんも食べられるように多めに作っているのよ、という話も聴いたことがあります。
そういえば郡山の社長もカレーが上手で、社長が栗橋にいらした頃に食べたことがあったなぁ・・。
今週の楽日もどこかでカレーを食べている踊り子さんがいるかもしれません。